海外旅行Vol.1 ~シンガポール編~

コロナ禍でしばらく海外旅行に行けませんでしたが、久しぶりに行ってきました。

今回は、羽田25時35分発⇒シンガポール翌朝07時00分着

1泊して、シンガポール22時20分発⇒羽田翌朝05時55分着

という、弾丸スケジュールでした。

もちろん疲れますが、楽しみの方がずっと上回ります。

丸2日間滞在できて、狭いシンガポールなら十分に楽しめますよ。

では、シンガポールの“今”をお伝えします(2023年2月後半時点の情報です)。

出入国手続き

シンガポールへの入国は、ほぼコロナ前の状態に戻りました。

ビザも観光の場合、30日間免除されます(6ケ月以上有効なパスポートが必要)。

「やっと自由に旅行ができるぞ~」っていう感じですね。

コロナ対策とは関係ありませんが、2019年から入国には『SG入国カード(SGAC)』が導入され、すべての外国人の入国要件として義務付けられています。

従来の出入国カードが廃止され、電子化されたものです。

なので、パスポートへの入国スタンプ押印は無くなり(少しさびしい・・・)、入国審査を通過すると登録したアドレスにe-Passが送信され、入国日や滞在できる日数が届きます。

このSGACへの入力や申請、慣れないとちょっと四苦八苦かもしれません。

英語がやや不得意な方は、翻訳機能を利用しないと辛いと思います。

また、健康申告書も兼ねているため、承認になるまで少し時間がかかるようです。

到着3日前から申請できるので、早めの手続きをおすすめします。

なお、SGAC申請の有料支援サイトがあります。

一応、合法なので申請は完了するようですが、数千円程度の料金を請求されます。

シンガポール移民・検閲局(ICA)の公式サイトから申請すれば本来は無料でできるので、サイト検索時には間違わないように気を付けましょう。

シンガポール移民・検問局(ICA)のSGACサイト

https://www.ica.gov.sg/enter-transit-depart/entering-singapore/sg-arrival-c

シンガポール移民・検閲局(ICA)の公式サイト

日本への入国(帰国)時には、同じように『Visit Japan Web』という電子化入国手続きがあります。

日本は新型コロナウイルス感染症の水際対策を撤廃しておらず、まだワクチンの接種証明書(3回)、または出国前 72 時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要です。

Visit Japan Webの中の検疫項目でこれらを登録しますが、登録審査が完了すると結果により画面の色が「青・黄・赤」のどれかに変わります。

青色であれば、入国(帰国)時の検疫手続きは、この青色画面を見せるだけでOKです(スクリーンショットでも可)。

物価

ざっくりした感覚では、シンガポールの物価は日本の約1.5倍くらいでしょうか。

現在、シンガポールドル(S$)のレートは、およそ「S$1≒100円」です。

ドルを単純に100倍すればいいので、カンタンに計算できます。

コロナ前の為替水準が、65円から80円のレンジであったことを考えると、シンガポール国内の物価が上昇したというより、やはり円安の影響が大きいようです。

以前のように東南アジアを安く旅行するということは、現状では難しいようですね。

しかし、ものによってはまだまだ安い物もあります。

屋台的な店の価格は、まだまだ安いです。

庶民が通う屋台の食べ物は、S$4からS$7くらいが中心です。

両替する場所のレートは、あまり気にしなくても大丈夫です。

両替所によって、大きくレートが異なるということはあまりありません。

シンガポールの空港内の銀行でも、「円⇒S$:99円」「S$⇒円:101円」など、売り買いのレート差が僅少なので、闇レート的な両替所を探す必要はありません。

街の様子

マスクをしている人としていない人との割合は、だいたい「1:2」くらいです。

していない人の方が明らかに多いですが、マスクが珍しいということでもありません。

欧米ではマスク着用は少なくなっているようなので、日本と欧米の中間という感じでしょうか。

マスクに対する文化が異なるとはいえ、日本のマスク着用率は世界的にみたら異常かもしれませんね。

ANAの飛行機内ではマスク着用義務でした。

観光地の人出は、まだまだ多くないです。

団体ツアーのような一行は、ほとんどいません。

日本語、韓国語、中国語はあまり聞こえてきませんでした。

日本もそうですが、シンガポールでも外国人旅行者は戻っていないけど、国内の人の日常は戻ってきているなあという感じです。

交通

短期間の旅行でシンガポールを巡るにはMRTという鉄道を利用するのが一番です。

運賃は距離により異なりますが、市内観光地であればS$2/回前後程度です。

チャンギ国際空港にも駅があり(Changi Airport駅)、市内中心部まで30~40分程度で行けます。

日本でいう片道切符に当たるものは無く、主には①スタンダードチケット、②ツーリストパス、③EZ-Linkカードがあります。

簡単に言えば、①は回数券のようなカード、②は一日乗車券のようなカード(1日、2日、3日)、③は交通系ICカードのようなものです。

それぞれ、メリット・デメリットがありますが、私は③のEZ-Linkカードをおすすめします

EZ-LinkカードはS$12で購入でき(うちカード代金S$5)、運賃の割引が最も大きいです。

余ったデポジット代金はコンビニ等で買い物もできますし解約手続きで戻ってきますが、カード代金は戻ってこないのがデメリットです(旅の思い出代として割り切りましょう)。

市内のコンビニ等でも購入できますが、Changi Airport駅の改札手前にあるチケットオフィスでも購入できるので、最初からEZ-Linkカードを利用するのがおすすめです。

観光

私のシンガポール観光のおすすめは、テッパンのマーライオンです。

シンガポールは初めてではなかったので行く予定は無かったのですが、いざ行くと盛り上がりました。

ベタな観光地ですが、一番『シンガポールに来た!!』と実感できる場所です。

昼間もいいけど、夜はマーライオンがプロジェクションマッピングされ、いろいろな表情に変わるので、夜もおすすめです。

ちなみに、シンガポール国内にはマーライオン公園のほか、実は全部で6つのマーライオンがあるって知ってました?

食事

おすすめの食べ物はいろいろありますが、ひとつだけ挙げるとすればやはり「チキンライス」でしょう。

屋台から高級店までありますが、よく紹介されているのはマックスウェルのホーカーにある
『天天海南鶏飯』です。

「天天」は固有の名称、「海南」は海南島出身者が伝えたと言われている地名、「鶏飯」は字のとおりです。

ホーカーとはたくさんの屋台が集まった屋台街のことで、シンガポールには何か所もあります。

多くの屋台の中で、行列のできている店があるのですぐに分かります。

チキンライスはまさにシンガポールのソウルフードで、茹でたチキンとチキンスープで炊いたご飯のみのシンプルなものですが、やわらかいチキンとだしの効いたご飯は、何とも言えないおいしさです。

値段は忘れてしまいましたが、中サイズでS$7くらいだったと思います。

マックスウェルのホーカーは、チャイナタウン駅から徒歩10分程度の場所にありますが、2022年11月にホーカーのすぐ隣にマックスウェル駅(Maxwell)ができたので、アクセスが非常によくなりました。

まとめ

シンガポールは韓国や台湾ほど気軽には行けませんが、新しいものと古い物、高い物と安いものなどが程よく混在する魅力的な街です。

ブランドショッピング志向の人も貧乏旅行の人も楽しませてくれます。

「そろそろ海外旅行をしたいな」と考えている方、シンガポールも検討してみてください。