新幹線や飛行機でいく遠出の旅行はもちろんいいものですが、身近なところを自転車で巡るプチ旅も自転車ならではの良さがあり、楽しいですよ。
今回は、サイクリングで東京タワーから皇居、築地をめざします(2023年7月の日曜日)。 走行距離は「6.3㎞」、アップダウンも無く快適なプチ旅です。
まずは、東京と言えばここ『東京タワー』。
最近は東京スカイツリーに、その座を少し奪われつつありますが、何と言っても東京のランドマーク。
333mのエッフェル塔にも似た電波塔は昔も今も東京の象徴です。
東京観光の代表格でありながら、東京都民の方は近すぎて意外に行かない場所かもしれません。
おのぼりさんの気持ちで行ってみると、意外な発見があるかもしれませんよ。
近くで見ると「おお~」となりますが、展望台に昇ってみるのもいいですね。
料金は、高さ150mにあるメインデッキ展望台までは1,200円、150m&250mのトップデッキツアーは3,000円(当日券)になります。
展望台へはエレベーター利用が基本ですが、オープンエア外階段ウォークという600段の階段で昇ることもできます(展望台料金は必要)。
600段というと、かなりきついイメージですが、子供でも15分程度で昇れてしまうようです。
昇り階段を利用すると「ノッポン公認 昇り階段認定証」も貰えます。
ゆっくりでも昇ってみると、思いのほか気分転換や運動不足解消になるかもしれませんよ。 (今回は昇りませんでした・・・)
東京タワーの隣に増上寺があるので立ち寄りました。 徳川家の菩提寺として、歴史ある由緒正しいお寺です。
次は皇居。
「東京だョおっ母さん」の歌詞にも出てくる『二重橋』です。
昭和大婚50年の記念切手のデザインにもなっている有名な風景ですね。
訪れてびっくりしたのは、私以外は全員外国人だったこと。
インバウンド観光が復活してきているとはいえ、外国人しかいないことには驚きました!
皇居の中には入れませんが、外国人にとっては“江戸城跡地”として、東京に来たら絶対に観ておきたいテッパンの観光スポットなんでしょうね。
もっとも7月の猛暑日にわざわざ皇居を見に行く日本人なんて、いなくて当たり前ですかね。
でも、皇居の回りには暑いにもかかわらず、日本人ランナーがけっこう走っていました。
あらためて皇居をじっくり見ると、東京のど真ん中にこんなに広々とした緑あふれる土地があることはぜいたくで貴重なことです。 天皇制がどうのという議論とは別に、皇居は残して欲しいですね。
続いて、皇居から『築地』に向かいます。
有楽町駅前の宝くじ売り場の行列を見ながら、銀座四丁目交差点を通り過ぎます。
銀座探索も魅力的ですが、今回はパス。
さらに歌舞伎座を横目に進み、築地市場へ到着です。
地下鉄を利用しても近い距離ですが、皇居から銀座を通っての築地は自転車ならではの快適さがあります。
自転車で銀座を走っていると、地元民になったような気分になりますよ。
築地市場は正確には2018年に営業終了しているので、目的地は築地場外市場です。
営業終了してコロナ禍になってしまったため、久しぶりの築地訪問になります。
市場が無くなって場外市場も衰退してしまっているのかと思いきや、かなりの観光客でごった返していました。外国人観光客もかなりいます。
最も「変わったなあ」と感じたのは、海鮮丼のたぐいの食堂が異常に多くなっていることです。
場外市場の通りは海鮮丼の看板だらけ。
価格は3,000円から4,000円くらいと、けっこうな値段です。
まぐろ卸のご主人に聞いたら、昔ながらの店が閉店するとそういう店に変わるそうです。
たしかによく見ると、古くからあった安くておいしいお店が閉まっていたりします。
市場の終了やコロナ禍を経て、築地場外市場も確実に変わっていっているのですね。
場外市場に来たら、何かを食べなければ・・・まずは玉子焼きです。
テリー伊藤さんの実家である「丸武」も捨てがたいですが、今回は「山長」へ。
焼きたての列とおみやげの列に分かれていますが、焼きたては長蛇の列。
おみやげは誰も並んでいませんが、こちらでは冷した串刺しの玉子焼き(150円)が買えます。 焼きたてはおいしいけど、冷した玉子焼きも出汁の味がしっかりと染み込んでおいしいのです。
やはり築地なだけに刺身は食べたいが、高い海鮮丼には手が出ない。
そこで、細い裏路地にある「まぐろ専門店㈱大興」へ。
ここは、まぐろの柵を売っていますが、パックに入った切り落としも売っています。
今回は一人なので、500円のパックを購入。
本来は持ち帰り用なんでしょうが、その場で食べると言うと、しょうゆとわさび、つまようじを付けてくれるので立ち食いです。 500円ですが、けっこうな量が入っていて、海鮮丼の店で鉄火丼を注文するのと同じくらいの量です。
『くぅう~、コンビニで缶ビール買っとけばよかった~』