今回のプチサイクリングの旅は、多摩川サイクリングコースである『かわさき多摩川ふれあいロード』を走ってきました(2023年7月の平日)。
多摩川のサイクリングロードは、左岸が東京都側、右岸が神奈川県側の両岸にあります。
左岸は『たまリバー50キロ』という名称で、羽村大橋(東京都羽村市/羽村駅近く)から大師橋(東京都大田区/大鳥居駅近く)までの約53㎞。
右岸は『かわさき多摩川ふれあいロード』で、多摩川原橋(東京都稲城市/矢野口駅近く)から多摩川スカイブリッジ(神奈川県川崎市/小島新田駅近く)までの約27㎞になります。 ただし、右岸は厳密に言うと川崎駅周辺で2㎞くらいサイクリングロードが途切れているので、一般道を走るか左岸を走るかが必要なので要注意です。
今回は、神奈川県側のかわさき多摩川ふれあいロードの二子橋(川崎市高津区/二子新地駅近く)から海方面へ向かい、終着の多摩川スカイブリッジまでの約20㎞を走りました。
左岸は53㎞、右岸は27㎞もあるサイクリングロードですが、当然ながら端から端まで走る必要はなく、好きな場所、好きな区間を無理なく走ればいいのです。
上級者用のロードバイクでなくても、シティーサイクルでもママチャリでも十分に楽しめます。
自宅から近くなくても、サイクリングロードには『ダイチャリ』というシェアサイクルのステーションが何か所もあるので、電車で行って自転車を借りて走ることもできますよ。
▶ダイチャリHP https://daichari.hellocycling.jp/
それでは、東急田園都市線二子新地駅近くの二子橋からスタートです。
二子橋のたもとには『川崎市多摩川緑地バーベキュー広場』があります。
この日は平日だったので利用者はあまりいませんでしたが、土日になると人で溢れかえっています。
完全予約制ですが、トイレ・水道・レンタル・ゴミ回収スペースのほか、おむつ交換所まであり、非常に便利なBBQ施設です。
▶川崎市多摩川緑地バーベキュー広場HP https://www.tamagawa-bbq-area.com/about
サイクリングコースを南東方向に海に向かって走ります。
広い河川敷を利用して、公園、緑地、野球グランド、サッカーグランド、運動場、ゴルフ練習場などがあり、広々とした景色を眺めながらのんびりと走ることができます。
都心に近いにもかかわらず広々とした緑地を見ながら走ることのできるのは貴重な場所です。 やはり自然の中に身を置くのは、リフレッシュできますよ。
路上には1㎞ごとに表示があり、サイクルメーターが無くても目安が分かるので走りやすいです。
また、河川敷にはトイレや水道もところどころにあり、休憩や補水にも困らないのがいいですね。
今回のコースには、いくつもの橋が架かっています。
車の橋もありますが、様々な鉄道の橋があるのが特徴です。
東急田園都市線、東急東横線、JR京浜東北線、京急本線のほか東海道新幹線も走っています。
鉄道マニアでなくても、ちょっと立ち止まって電車を見るのも自転車ならではの楽しみです。
冒頭にも書きましたが、川崎駅周辺部分はサイクリングロードが途切れているので、この間は一般道を走るか、左岸の東京側のサイクリングロードに渡るかになります。
今回は一般道を走りましたが、やっぱり快適性や安全性でざんねんです。
なんとか「かわさき多摩川ふれあいロード」を繋げて欲しいものです。
再度、サイクリングロードに戻ったら終点までは、あと一息です。
多摩川の向こう側に羽田空港や離着陸の飛行機が見えてきたらもう少し。
「終点はどんなところなんだろう」と期待に胸を膨らませながら走ります。
と、すると
『えっ!』『行き止まりってことはここが終点?』
何とも、寂しい終点の風景が待っていました。
終点のしるしである「多摩川河口」の表示も、目立たない場所にひっそりと建っていました。
終点の目標は羽田空港か川崎大師にして、楽しみをとっておいた方がいいと思った次第でした。