「番外編」Vol.2 ~東京マラソンは旅だ~

2023.3.5(日)に開催された『東京マラソン』を走ってきました。

私としては、おそらく8年くらい前に初出場してから2回目になります。

毎年申込みをしていますが、ハズレ続けてようやくの出走です。

抽選倍率が毎回10倍を超えていることからすれば、確率とおりかもしれませんね。

ほかの大会を含めて、何度となくいろいろな大会を走っていますが、やはり東京マラソンは別格の大会です。

コースは、新宿西口の都庁前をスタート、靖国通りを走り抜け東京ドーム、神田から上野で折り返し。

日本橋を渡り水天宮から、スカーツリーや浅草雷門を横目にターン。

蔵前で隅田川を渡り、両国を過ぎ門前仲町で折り返して蔵前・日本橋まで戻ってきます。

日本橋から銀座四丁目のセイコー時計台を眺めつつ、皇居を目指し日比谷を南下して、東京タワーや増上寺を見ながら田町で折り返し。

同じ道を日比谷まで戻り、最後に丸の内仲通りを走り抜け、皇居に向かってゴールです。

ゴールから振り返れば、東京駅が見え、何とも贅沢な景色です。

東京マラソンは、このコースからも分かるように東京の観光名所を巡る旅です。

都市型マラソン大会は、普段は車でしか走れない道路を走ることが魅力の一つですが、これだけ見ごたえ(走りごたえ?)のある大会は他にありません。

沿道の声援の多さも励みになります。

横浜マラソンも都市型大会ですが、途中観客がほとんどいないところも結構あります。

市民ランナーにとって、沿道の声援はがんばるチカラの大きな源なのです。

特にゴール直前の丸の内仲通りは、道幅も狭いため沿道両側の声援が近く、高層ビルに挟まれた石畳の道を走り抜ける雰囲気は感動的ですらありました。

今大会の大きな特徴は、外国人ランナーの多さでしょうか。

朝、会場に行くと「あっちも、こっちも外国人ばっかりじゃないか」と言うほど多かったです。

データを見ると、全出走者数38,231人のうち、外国人ランナーは11,738人と30%が外国人の方でした。

まさに世界6大マラソン大会なんだなあと実感します。
(6大大会とは「東京・ボストン・ロンドン・ベルリン・シカゴ・ニューヨークシティ」です)

もうひとつ、あれっと思ったのは、シューズです。

当然ながら、ナイキ・アシックス・ニューバランスが圧倒的に多いのですが、『HOKA(ホカオネオネ)』が意外に目につきました。

トップクラスのランナーには不向きかもしれませんが、私などのようにシューズ機能の違いはあまり分からず、見た目重視のタイプにとっては、HOKAのきれいな色使いやデザインはとても好感度高いです。

もちろん、機能的にも優れ、包まれている感じのフィット感は気に入っています。

私は3年くらい前に初めてHOKAを購入しましたが、そのときはショップでも置いているところはまだ少なく、知名度は低かったです。

きっとマーケティング戦略が上手いのだと思いますが、最近急速に普及しています。
フランス生まれのブランドですが、現在はUGGやTeveを展開するアメリカ企業が製造しています。これからシューズ購入を考えている方、流行に敏感な方、おすすめしますよ!

一方で閉口したのが「ゴミの多さ」です。

私は最近の大会では、ゴミ袋を担いでゴミ拾いしながら走っているのですが、ほかの大会とは比べられないくらいゴミが多かったです。

ランナーの多さに比例しているのかもしれませんが、あまりにも多すぎです。

これではコース沿道の方からすれば、迷惑な大会にしか過ぎません。

後片付けをしてくれるボランティアやスタッフのことを考えると申し訳ないです。

ゴミで圧倒的に多いのは、栄養補給ジェルですね。

飲むことはやむを得ないと思いますが、せめて給水所の手前で補給して、ゴミは給水所のゴミ箱に捨てて欲しいものです。

「俺たちは苦しい思いをして走っているのだから、少しくらい大目に見てよ」と考えているランナーがいれば、それは驕りに過ぎません。

大会を支えてくれるスタッフや沿道住民の方に感謝し、謙虚な気持ちで走ってもらいたいものです。(愚痴になってしまい、すみません)

フルマラソンは走り続けなければ完走できないと考えている方。

実は早歩き程度でも十分完走できるのですよ。

東京マラソンの関門制限時間は「7時間(420分)」です。

これを42.195㎞で割ると、1㎞あたり10分弱、つまり1分で100m進めばよいことになります。

不動産広告では「徒歩1分=80m.」なので、通常の歩く速度×1.25倍でずっと歩けば完走できる計算になります。

どうでしょう?

何となく「意外とイケそうだな」と思いませんか。

もちろん、42.195㎞をずっと歩き続けることが大変かもしれません。

でも、自己ベストを目指すのではなく完走だけを目指すのなら、ゆっくりと走ったり、のんびりと歩いたりしても、じつは完走できるのです。

東京マラソンは、本当によい大会です。

参加費が高いのが玉に瑕(フルは23,300円)ですが、走れば感動の方がずっと大きいです。

気軽に「次のフルマラソンを走ろうよ」という訳にはいかないかもしれませんが、「いつかはホノルルマラソン」同様、「いつかは東京マラソン」を目指してみてはどうですか。